サーモスタット(センスビー)は金属円筒の熱膨張を利用して内部の接点機構を有する接点可動板を伸縮作動させ、この間に生ずる張力或いは圧縮力を応用して接点を開閉し、電流のON,OFFを行なうサーモスタットです。
時間的遅れ少なく、感度±0.1〜0.5℃、しかも振動に強く3Gでも正常に作動します。 |
[原理構造] |
受感部金属円筒が伸縮する変化を直接内部の金属抗張片に伝道して該可動板に設けた接点機構を開閉させるための接点の開閉動作が極めて適確に、且つ迅速に行われ、しかも金属の線膨張係数は不変であるから動作は確実で受感早く、その精度、性能は極めて高度に発揮されます。
図に見られるように膨張率の大きい引抜特殊加工管の中に、逆に膨張率の小さい金属で接点動作部を組立て、その中央部に一組の電気接点を設け、Open Typeは接点可動板を凹レンズ状にClosed Typeは凸レンズ状に組立て、外筒内に組込みその他端を調節ネジで支えて成立っています。 |
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